タイムツヤノール|Tymus vulgaris CT4 |最初にマスターしたい精油40種類
2020年8月13日
2020年8月13日

いつも見に来てくれてありがとうございます。

嗅覚反応分析士 トレーナーの津田美佐です。

 

 

今日も関東全域が危険レベルのお天気です。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

本当にお気を付けくださいね。

 

では本日の精油のご紹介です。

 

 

タイム・ツヤノール

Tymus vulgaris CT4 シソ科

水蒸気蒸留法/花と茎葉(フランス)

 

 

Tymus vulgarisとは、「つまらないもの」「一般的なもの」の意味で

欧州で昔から利用されてきた身近なハーブ。

 

 

ペストが流行した時代、死体の消毒にも使われた

大切な芳香植物である。

 

 

 

気分転換に適するスーッとした爽やかな香り。

モノテルペンアルコール類のツヤノールを高比率に含むので

タイムツヤノールと呼ぶ。

※参考文献 ケモタイプ精油小事典

 

 

 

【経皮・経口作用】

肝臓強壮作用

肝細胞再生作用

抗ウィルス作用

殺ウィルス作用

抗菌作用

殺菌作用

抗真菌作用

殺真菌作用

免疫刺激作用

加温作用

神経強壮作用

神経調整作用

誘導作用

 

 

 

【主要含有成分】

モノテルペンアルコール類

trans-ツヤノール

cis-ツヤノール

テルピネン-4-ol

リナロール

 

モノテルペン炭化水素類

β-ミルセン

γ-テルピネン

リモネン

サビネン

 

テルペン系アルデヒド類

ミルテナール

 

 

 

【禁忌・注意】

用法・容量を守って使用すれば禁忌なし

 

 

【使い方のアドバイス】

抗菌・抗真菌、抗ウィルスなど抗感染作用が高いので、風邪の予防や改善に

使用すると良い。肝臓にも良い効果があるため、お酒の席のお付き合いで

忙しい時期に重宝する1本。

 

◆気管支炎・のどの痛み

◆肝臓の不調

◆水虫・皮膚真菌症に

◆無気力

◆免疫力アップ

 

 

 

タイムツヤノールのとても興味深いお話がありました。

 

 

17世紀にペストが大流行した南フランスで

ペスト患者の死体から金品を盗んでいた4人組の泥棒がいました。

 

その泥棒たちが捕まった際

ペスト患者に近寄っても盗賊たちがなぜペストにかからないのか?

 

その理由を伝えたら、死刑を免除するといって

ペストにかからなかった秘密を明かさせたところ

 

 

ローズマリー、タイム、セージ、ラベンダー、ミントなどの

ハーブを酢に漬け込んで作った

 

 

殺菌効果の高いハーブビネガーを全身に塗っていたからだと答えたそう!!

 

 

 

古くから植物を利用して

感染症対策をしていたのですね!!