いつも見に来てくれてありがとうございます。
嗅覚反応分析士 トレーナーの津田美佐です。
今日も関東全域が危険レベルのお天気です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本当にお気を付けくださいね。
では本日の精油のご紹介です。
タイム・ツヤノール
Tymus vulgaris CT4 シソ科
水蒸気蒸留法/花と茎葉(フランス)
Tymus vulgarisとは、「つまらないもの」「一般的なもの」の意味で
欧州で昔から利用されてきた身近なハーブ。
ペストが流行した時代、死体の消毒にも使われた
大切な芳香植物である。
気分転換に適するスーッとした爽やかな香り。
モノテルペンアルコール類のツヤノールを高比率に含むので
タイムツヤノールと呼ぶ。
※参考文献 ケモタイプ精油小事典
【経皮・経口作用】
肝臓強壮作用
肝細胞再生作用
抗ウィルス作用
殺ウィルス作用
抗菌作用
殺菌作用
抗真菌作用
殺真菌作用
免疫刺激作用
加温作用
神経強壮作用
神経調整作用
誘導作用
【主要含有成分】
モノテルペンアルコール類
trans-ツヤノール
cis-ツヤノール
テルピネン-4-ol
リナロール
モノテルペン炭化水素類
β-ミルセン
γ-テルピネン
リモネン
サビネン
テルペン系アルデヒド類
ミルテナール
【禁忌・注意】
用法・容量を守って使用すれば禁忌なし
【使い方のアドバイス】
抗菌・抗真菌、抗ウィルスなど抗感染作用が高いので、風邪の予防や改善に
使用すると良い。肝臓にも良い効果があるため、お酒の席のお付き合いで
忙しい時期に重宝する1本。
◆気管支炎・のどの痛み
◆肝臓の不調
◆水虫・皮膚真菌症に
◆無気力
◆免疫力アップ
タイムツヤノールのとても興味深いお話がありました。
17世紀にペストが大流行した南フランスで
ペスト患者の死体から金品を盗んでいた4人組の泥棒がいました。
その泥棒たちが捕まった際
ペスト患者に近寄っても盗賊たちがなぜペストにかからないのか?
その理由を伝えたら、死刑を免除するといって
ペストにかからなかった秘密を明かさせたところ
ローズマリー、タイム、セージ、ラベンダー、ミントなどの
ハーブを酢に漬け込んで作った
殺菌効果の高いハーブビネガーを全身に塗っていたからだと答えたそう!!
古くから植物を利用して
感染症対策をしていたのですね!!