パルマローザ|最初にマスターしたい精油40種類
2020年10月31日
2020年10月31日

いつも見に来てくれてありがとうございます。

嗅覚反応分析士 トレーナーの津田美佐です。

 

 

 

 

パルマローザ

Cymbopogon martini イネ科

水蒸気蒸留法/全草

 

 

 

パルマローザという名前と香りから

ローズの近縁種を想像する人も多いが

 

 

 

 

植物としてはバラ科ではなくイネ科。

伝統的なインド医療では

この精油の持つ抗感染作用を利用して

 

 

 

熱帯性の伝染病の予防や治療に

使用されてきた。

 

 

 

バラに似た香りを持つことから

バラ(ローズ)精油の偽和剤として

石鹸・化粧品・香水に使われることもある。

 

 

 

 

 

経皮・経口作用(治療特性)

抗真菌作用

殺真菌作用

抗ウィルス作用

抗菌作用

子宮収縮作用

神経強壮作用

免疫刺激作用

リンパ排液作用

瘢痕形成(創傷治癒)作用

鎮痛作用

心臓強壮作用

 

 

 

 

 

 

主要含有成分

モノテルペンアルコール類 

ゲラニオール

リナロール

 

 

 

 

エステル類

酢酸ゲラニル

 

 

 

モノテルペン炭化水素類

trans-β-オシメン

 

 

 

 

セスキテルペン炭化水素類

β-カリオフィレン

 

 

 

 

 

 

禁忌・注意

原則として出産時以外の妊産婦には使用しない。

(ゲラニオールに子宮収縮作用があるため)

 

 

 

 

 

 

使い方のアドバイス

抗菌や抗真菌作用を期待して

皮膚トラブルの処方に用いると良い。

 

 

 

 

 

香りも柔らかなローズ様であるため

スキンケアに適する精油と言える。

 

・リップケア

・脂質を問わず使用できる日常の

スキンケアに

・アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎

・床ずれのケア