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嗅覚反応分析士 トレーナーの津田美佐です。
サンダルウッド
Santalum austrocaledonicum ビャクダン科
水蒸気蒸留法/木部
ビャクダンの名前でも知られており、日本でもなじみのある香り
古代インドでは宗教上の儀式に使われ
紀元前の書物にも記載がある。
日本では日本書紀にも登場する。
甘く上品な香りは瞑想などに使われている。
オリエンタル調の香水には欠かせない。
※近年では、大量消費によってSantalum albumが入手困難となり
Santalum austrocaledonicumの精油も利用される。
効果効能は、ほぼ同じとみられている。
Santalum album サンタラムアルバムの動画がありました。
小鳥のさえずりと、生い茂った木々が気持ち良いです。
伐採されている画像が印象的です。
やはり大量消費で、絶滅寸前状態の様子が見受けられますね。
Santalum austrocaledonicum
サンタラムのオーストロカレドニカム
https://en.wikipedia.org/wiki/Santalum_austrocaledonicum
こちらも伐採されているようで
野生に残っている木はごくわずか
サンダルウッドは、絶滅の危機に瀕する
大変貴重な精油ということがわかりましたね。
【経皮・経口作用】
鬱滞・鬱血:
静脈鬱血除去作用
リンパ鬱滞除去作用
心臓強壮作用
鎮静作用
【主要含有成分】
セスキテルペンアルコール類
α-サンタロール
β-サンタロール
ベルガモトール
α-エピサンタロール
β-エピサンタロール
セスキテルペン炭化水素類
サンタレン
β-エピサンタレン
【禁忌・注意】
妊産婦には使用しない。
ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない。
(セスキテルペンアルコール類にホルモン様があるため)
【使い方のアドバイス】
治療目的の処方では多用されないが、鬱血除去作用を期待して
冷え性のトリートメントブレンドなどに加えると良い。
香りは、精神面への作用も期待できる。
参考書籍には治療目的には多様されないとありましたが、
中国医学の癌予防として利用でき
サンダルウッドエッセンシャルオイルの影響は
癌細胞死につながる異なるメカニズムを含む
などの記事がありました。
国立医学図書館
国立バイオテクノロジー🔗↓
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25006348/
嗅覚反応分析視点では
サンダルウッドを好む状態で考えられることは
忘れられない出来事がある
事細かに記憶し、ふとした時にまた記憶がよぎる
根に持つ
考えても後戻りできないことなのに
どうしても考えてしまうなど
感情や、記憶などの「脳」に関係するため
この状態が長く続くと、脳の負担となってしまい
心身のバランスを崩してしまう可能性があります。
サンダルウッドのセスキテルペンアルコール類の成分に
心臓強壮作用があることから
脳の過活動な状態を抑制させる可能性があるため
このような状態から
香りに助けられることが期待できるかもしれません。
香りの影響は、体質に合えばとても力になってくれるはず。
今日も最後まで読んでくれて、ありがとうございました。