サンダルウッド|最初にマスターしたい精油40種類
2020年8月2日
2020年8月2日

いつも見に来てくれてありがとうございます。

嗅覚反応分析士 トレーナーの津田美佐です。

 

 

 

サンダルウッド

Santalum austrocaledonicum ビャクダン科

水蒸気蒸留法/木部

 

 

ビャクダンの名前でも知られており、日本でもなじみのある香り

古代インドでは宗教上の儀式に使われ

紀元前の書物にも記載がある。

日本では日本書紀にも登場する。

 

 

 

 

甘く上品な香りは瞑想などに使われている。

オリエンタル調の香水には欠かせない。

 

 

 

 

※近年では、大量消費によってSantalum albumが入手困難となり

Santalum austrocaledonicumの精油も利用される。

効果効能は、ほぼ同じとみられている。

 

 

 

 

 

 

Santalum album サンタラムアルバムの動画がありました。

小鳥のさえずりと、生い茂った木々が気持ち良いです。

https://youtu.be/KSrfLvZaeBw

 

 

 

伐採されている画像が印象的です。

やはり大量消費で、絶滅寸前状態の様子が見受けられますね。

 

 

 

 

 

 

Santalum austrocaledonicum

サンタラムのオーストロカレドニカム

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Santalum_austrocaledonicum

 

 

こちらも伐採されているようで

野生に残っている木はごくわずか

 

 

 

サンダルウッドは、絶滅の危機に瀕する

大変貴重な精油ということがわかりましたね。

 

 

 

【経皮・経口作用】

鬱滞・鬱血:

静脈鬱血除去作用

リンパ鬱滞除去作用

 

 

心臓強壮作用

鎮静作用

 

 

 

 

【主要含有成分】

セスキテルペンアルコール類

α-サンタロール

β-サンタロール

ベルガモトール

α-エピサンタロール

β-エピサンタロール

 

セスキテルペン炭化水素類

サンタレン

β-エピサンタレン

 

 

 

【禁忌・注意】

妊産婦には使用しない。

ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない。

(セスキテルペンアルコール類にホルモン様があるため)

 

 

 

【使い方のアドバイス】

治療目的の処方では多用されないが、鬱血除去作用を期待して

冷え性のトリートメントブレンドなどに加えると良い。

香りは、精神面への作用も期待できる。

 

 

 

 

 

 

参考書籍には治療目的には多様されないとありましたが、

中国医学の癌予防として利用でき

サンダルウッドエッセンシャルオイルの影響は

癌細胞死につながる異なるメカニズムを含む

などの記事がありました。

 

 

 

 

 

国立医学図書館

国立バイオテクノロジー🔗↓

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25006348/

 

 

 

 

 

 

 

嗅覚反応分析視点では

サンダルウッドを好む状態で考えられることは

忘れられない出来事がある

事細かに記憶し、ふとした時にまた記憶がよぎる

根に持つ

考えても後戻りできないことなのに

どうしても考えてしまうなど

感情や、記憶などの「脳」に関係するため

この状態が長く続くと、脳の負担となってしまい

心身のバランスを崩してしまう可能性があります。

 

 

 

 

 

サンダルウッドのセスキテルペンアルコール類の成分に

心臓強壮作用があることから

脳の過活動な状態を抑制させる可能性があるため

 

 

 

 

 

このような状態から

香りに助けられることが期待できるかもしれません。

香りの影響は、体質に合えばとても力になってくれるはず。

 

 

 

 

 

今日も最後まで読んでくれて、ありがとうございました。